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健康

正しいウォーキングポールの使い方・選び方ガイド

ウォーキングしている男性

ウォーキングポールの正しい使い方、選び方を知ることにより、ウォーキングの効果を最大限に引き出せます。ウォーキングポールを使ったウォーキングは、特に高齢者の方々にとっては、安全かつ効果的な運動方法として注目されています。

この記事では、ウォーキングポールについて、初心者が知っておくべき情報について、網羅的に解説していきます。正しい使い方をマスターして、ウォーキングの効果を最大限に引き出しましょう。

記事のポイント

  • ノルディックウォーキングポールとトレッキングポールとの違い
  • ウォーキングポールの正しい使い方
  • ウォーキングポールの長さ調節方法
  • ウォーキングポールの適切な選び方

ウォーキングポールの使い方:基本的事項

森の散歩道

ポールウォーキングとは:歩行健康法の基礎

ポールウォーキングは、身体全体を活用した健康増進活動として知られています。この運動は、手に持った二本のポールを使いながら歩くことで、通常のウォーキングに比べてより多くの筋肉群を動員します。腕、背中、腹部、そして下半身の筋肉が同時に働き、これにより消費カロリー量が増加し、心肺機能の向上が期待できます。

ポールを利用することで、地面からの反力を利用し、歩行時の衝撃を軽減することができます。これが、膝や腰への負担を減らしながら運動効率を高める理由です。さらに、ポールを使った歩行は、バランス感覚を養うのにも役立ちます。これは、特に高齢者やリハビリ中の人々にとって、転倒予防に有効な手段とされています。

加えて、ポールウォーキングは姿勢を正す効果が期待できる点でも注目されています。ポールを地面に置く動作は、自然と体を前傾させずに直立させる姿勢を促し、これが結果的に背筋を伸ばし、良い姿勢を保持することにつながります。良い姿勢は、呼吸を深くし、酸素の取り込みを助けます。

ウォーキングポールの使い方:歩き方のコツ

まず、ポールを持つ際には、肩の力を抜いて自然な姿勢を保ちましょう。手のひらでポールを握り込むのではなく、指で軽く支えるように持つことがポイントです。これにより、腕と肩への過度な負担を避け、リラックスした状態での歩行が可能になります。

ポールウォーキングの基本
日本ポールウォーキング協会より(YouTube)

次に、歩行時にはポールを地面に対して約45度の角度でしっかりと接地させ、踏み出す足と反対の手でポールを前方に置くことが重要です。この動作により、上半身を積極的に使いながら前進することができ、歩幅が自然と広がります。これは、下半身だけでなく上半身も効率よく運動させることができ、より多くのカロリーを消費し、筋力アップにもつながります。

ポールを地面につけるタイミングは、足が前方に出る瞬間に合わせます。この一連の動きは、歩行のリズムを整え、体の安定を保つのに役立ちます。また、ポールを使うことで、通常の歩行では鍛えることが難しい体の側面の筋肉も使われ、全体的なバランス感覚の向上が期待できます。

ウォーキングポールの長さ調節:最適なサイズの見つけ方

ウォーキングポールの長さを適切に調節することは、快適で安全なウォーキングを実現するために非常に重要です。

理想的なポールの長さは、身長と歩行スタイルによって異なりますが、一般的な計算式として「自分の身長×0.68」が目安とされています。この計算から得られる長さはスタート地点であり、個々の快適性に合わせて微調整を行う必要があります。

まず、ポールを垂直に持ち、地面にしっかりと置きます。その状態で肘を曲げた時、肘の角度が90度近くになるようにポールの長さを調整します。この時、腕と地面が作る角度が直角に近ければ、負担が少なく自然な歩行が可能です。

しかし、ウォーキングの環境によっては、この標準設定を微調整する必要があります。例えば、登山や下り坂では、より長めに設定することで安定感を増し、膝への負担を減らすことができます。逆に、上り坂では少し短めに設定すると、より力を入れやすくなります。

長さの調整は、ポールの種類によって異なる方法があります。伸縮式であればロック機能を解除して長さを調節し、再びロックすることで固定します。また、折りたたみ式の場合は、セグメントを引き出し、クリップやボタンで固定することになります。

トレッキングポールとの違い:用途と特徴を理解する

丘陵を歩く男性

トレッキングポールは、不安定な地形や急な斜面を歩く際のバランスとサポートを提供するために設計されており、登山やハイキングに最適です。通常、耐久性を持つ重い素材で作られ、調節可能な長さが特徴で、さまざまな地形に対応するために柔軟に長さを変更できます。

一方、ウォーキングポールは、主に平坦な地面での使用を目的としており、一般的により軽量で、日常のウォーキングや運動、リハビリテーションに適しています。ウォーキングポールの主な役割は、運動効率を向上させることと、姿勢の改善を促すことです。通常、持ち運びや保管が容易なように設計されており、日常生活に簡単に組み込むことができます。

トレッキングポールには、しばしば地面を掴むための先端が尖っているか、交換可能な先端が付いており、泥、砂、雪など様々な地面での使用に適しています。対照的に、ウォーキングポールは、平坦な道での使用を前提としているため、先端は比較的シンプルかつ滑りにくい設計がされています。

トレッキングポールは登山用の"全地形型サポート装置"であり、ウォーキングポールは"日常の運動促進ツール"と言えます。

ノルディックウォーキングポールとの違い:選び方のポイント

ノルディックウォーキングポールは、フィンランド発祥の全身運動法に適した専用の装備です。これらのポールは、一般的にウォーキングポールよりも長く設計されており、効率的な全身運動を促進します。

ノルディックポールの特徴的な尖った先端と、地面からの押し返しを最大化するための特殊なストラップが、その効果を支えています。このストラップは、ポールから手を解放することなく、腕を後ろに大きく振ることを可能にし、心肺機能と上半身の筋力を効果的に強化します。

グリップの材質は、長時間の使用でも快適で手に負担がかからないことが重要です。コルクまたは高品質のゴム製グリップが推奨されます。

先端部は、様々な地面に対応するために多くは交換可能です。アスファルトや硬い地面用のゴム製のパッドと、柔らかい地面や雪の上で使用するための尖った先端が含まれていることが一般的です。これにより、一年を通してさまざまな条件下でポールを使用することが可能になります。

ウォーキングポールの選び方

森の中の道

ウォーキングポールの選び方:始める前に知っておきたいこと

まず、ポールの長さは、立った状態でポールを地面に置いたとき、肘が約90度の角度になるように選ぶことが基本です。ポールによっては細かく調節可能なモデルもありますので、自分に合った調整ができるかをチェックしましょう。

持ち手の形状も重要です。長時間のウォーキングには、手にフィットし、滑りにくい素材のグリップが適しています。また、手の疲れを軽減するために、人間工学に基づいたデザインが施されているものを選ぶと良いでしょう。

ポールの重量も使用感に大きく影響します。長時間持ち歩くことを考えると、軽量なポールが扱いやすく、疲れにくいため推奨されます。しかし、あまりにも軽いと耐久性に欠ける場合もあるので、重量と強度のバランスを考慮して選ぶ必要があります。

ポールの素材と先端のタイプも選択の重要な要素です。アルミニウムやカーボンファイバー製のポールは、軽量かつ丈夫で人気があります。また、先端のタイプについては、アスファルトや硬い表面ではゴム製の先端が、草原や泥道では尖った先端が適しています。先端が交換可能なポールを選べば、さまざまな環境に一つのポールで対応でき、より便利です。

軽量ウォーキングポール:疲れにくい選択肢

軽量ウォーキングポールは、特に長距離を歩く際や長時間のトレッキングに最適な選択肢です。これらのポールは、主にカーボンファイバーや高品質の軽量アルミニウムから製造されています。これらの素材は、軽量でありながら耐久性と剛性を保ち、歩行時の負担を大幅に軽減します。

しかし、非常に軽いポールは風の影響を受けやすく、特に強風が吹く環境下では、ポールが振られやすくなり、歩行の安定性を損なう可能性があります。

また、軽量ポールの選択時には、手になじむグリップや、手の疲れを軽減するエルゴノミックデザインを持つものを選ぶとより快適です。

さらに、ポールの長さ調節機能も重要な選択基準の一つです。適切な長さに調整できるポールを選ぶことで、歩行の効率を向上させ、疲労を軽減できます。

折りたたみウォーキングポール:携帯便利な選び方

折りたたみウォーキングポールは、その携帯性の高さから、旅行者や頻繁に異なる場所でウォーキングを楽しむ方々に特に推奨されます。

折りたたみポールを選ぶ際には、その耐久性と安定性にも注目することが重要です。全体の強度が弱まることがあるため、高品質な素材で作られ、信頼性の高いブランドのポールを選択することが望ましいです。また、ロック機構がしっかりしており、使用中に意図せず折りたたまれることのないモデルを選ぶことが肝心です。

「シナノ」折りたたみポール(YouTube)

加えて、組み立てと分解のしやすさも大きな選択基準です。組み立てや折りたたみがスムーズで直感的な操作が可能なモデルを選択すると良いでしょう。また、実際に店舗で試し、組み立てや折り畳み時の感触を直接確かめることも推奨されます。

さらに、重量とサイズも重要な要素です。軽量でありながらも必要十分な強度を有するポールを選ぶことで、長時間のウォーキングでも疲れにくくなります。また、完全に折りたたんだ時のサイズが、自分の携帯用バッグに適しているかを確認することも忘れずに行ってください。

おしゃれなウォーキングポール:スタイルを選ぶ

現代では、ポールのデザインは単なる機能性を超え、ファッションの一部としての役割も担っています。豊富なカラーバリエーション、エレガントなデザイン、独特のテクスチャーといった特徴を持つモデルは、個性を表現する素晴らしい手段であり、ポジティブなウォーキング体験を促進します。

しかし、デザインを選ぶ際は、ポールが手に馴染むか、長時間持っていても疲れないか、または地面との接触が安定しているかなど、使用の快適さも同時に考慮すべきです。

さらに、使用シーンも考慮に入れるべきです。日常の散歩や都市部での使用を考えている場合は、より洗練されたデザインを、トレッキングやアウトドア活動に使う予定なら、耐久性と機能性を兼ね備えたスタイリッシュなモデルを選ぶと良いでしょう。

おすすめのウォーキングポール:信頼できるブランドから選ぶ

ウォーキングポールの選択において、人気のポールメーカーから選ぶことは、品質、快適性、耐久性を保証する上で重要な判断基準です。

信頼できるブランドの製品は、厳格な品質管理のもと製造されており、使用中に生じる可能性のある問題に対しても、迅速かつ適切なサポートが期待できます。これらのメーカーは、ポールの材質、バランス、グリップの快適性など、ユーザーが長時間快適に使用できるよう細心の注意を払って設計しています。

人気のポールメーカーには、長年にわたってウォーキングポールを製造してきた経験豊富なブランドや、最新技術を取り入れた革新的な製品を提供する新興ブランドなどがあります。信頼できるブランドから選ぶことで、安心してウォーキングポールを使用することができ、ウォーキングの質を高めることが可能です。

ウォーキングポール:おすすめのブランド

国内の代表的なウォーキングポールのブランドです。自分のニーズにあったポールを選ぶ参照にしてください。

株式会社シナノ(SINANO)

1919年創業の長野県に本社を置くスポーツ器具メーカー。自社工場でポールを作り続け、初心者~プロ向けまでの幅広い商品展開をしている。

株式会社モンベル(mont-bell)

登山用品をはじめとする、さまざまなアウトドア用品を販売している。高機能でありながら、良心的価格が魅力。

羽立工業株式会社(HATACHI)

「楽しく」「かっこよく」「みんなで」をモットーに、健康増進に関連する商品・サービスを展開。初心者~中級者向けの商品に加え、周辺アイテムが充実している。

森と光

まとめ:ポールウォーキングは、まず正しいウォーキングポールの使い方と選び方を知ることが重要

記事のポイントをまとめます。

ウォーキングポールは全身運動を可能にし、上半身の筋力も同時に鍛えられる

正しいウォーキングポールの使い方は、歩幅を自然に広げ、効果的なウォーキングを促す

ポールの長さは自分の身長に合わせて調節し、肘が直角になるようにする

トレッキングポールとウォーキングポールは用途が異なり、それぞれに特化した特徴がある

ノルディックウォーキングポールは全身運動を目的とし、ウォーキングポールより長さがある

ウォーキングポールを選ぶときには、身長、持ち手の形状、重量、調節機能を考慮する

軽量ウォーキングポールは疲れにくく、長時間の使用に適している

折りたたみウォーキングポールは携帯に便利で、旅行や出張時にも適している

おしゃれなウォーキングポールは、デザインだけでなく使い勝手も重要な選択基準

人気のポールメーカーから選ぶと品質やアフターサービスが保証される

 

参照:日本ポールウォーキング協会(NPWA) https://polewalking.jp/

 

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